【DTMer ボカロP】T.Motoieの雑記録

DTMやボカロ関連の話を中心に書いてます。

イントロ30秒説

他の人が作ったオンガクもいろいろ聞いていますが2分半くらいしかないのに1分も前奏があるのをよく見かけます。
流れによっては確かに長いものも無いとは言いませんが、そのアーティストのファンでもない限り1分を超えるような
前奏に付き合ってくれる人もなかなか居ないと思います。自分がそうあるように他人もそんな長い前奏を聞いてから
本編を聞きますというのもなかなかないと思う。

なので私の場合、テンポの速い遅いはありますが、30秒以内にするように心がけています。小節と言う単位8とか12とかです。
楽譜を知らないのでDAWの上にある1234のところが8個とか12個とか言った方が良いかも知れない。最大でも16くらい。
それで30秒以内に前奏が終わってボーカルの歌い出しに入るようにしている。もちろん速度と小節の兼ね合いで20秒の時も
あれば40秒くらいある時もありますが、1分を超えるような前奏はなかなかやらない。
1分もあればインストの短い曲というイメージなので私のオンガクでもWind Wingsはほとんど前奏と言うのは別の曲として
自分でも捉えています。あれは手紙を紙飛行機に折って飛ばすと魔法で白い鳥に化けて相手のところまで飛んでいくというのを
表現しているので前奏が長くなっています。

なりゆきで音の長さが変わるのはよくあることですが、ある程度意図を持ってやらないと何時でも偶然そうなったというのは
どうか?と思う。なのでなりゆきで長くなってしまい1分となる。でもせっかく作ったのに前奏でいつ歌が始まるのかわからん
ということで飛ばされたのでは残念なのでつかみのある短い前奏で一気にボーカルパートまで聴者を引き込むように工夫した方が良い。
自分がどうなんだと言われればそんなたいそうなことを言える実力でもないが聴く側の心理を言えばそうだということです。

一方で前奏が無いパターンも多く見かける。これも10曲制作するうちの2つくらいがそうだというのであれば問題ないが毎度毎度
サビのアカペラから入るようなのも多く見かける。これも構成上(サビの感じから立ち上がりにサビのアカペラが適当)であれば
それもアリかなとは思うが、毎度毎度それをやられても単調な作風にみられるので時と場合により使い分けないとと思う。

私が今作っているオンガクもアカペラコーラス入りで入りますが、サビそのままではなく手を加えてそのままではない構成の後に
前奏が入るパターンです。アカペラの長さは4で、前奏は8で25秒弱です。テンポは130です。
ロックの標準的なテンポで言うと125~145くらいでは8~16の間ではだいたいこれで30秒以内に収まることが殆どです。

曲が始まってから前奏でその音楽のイメージが決まります。なので前奏は非常に大事な要素になる。
ではどうやってそのイントロ部分を作るのか?と言う話になると「セルフディープラーニングしかない」としか言えない。
自分で多くのロックやポップを聞いていろいろなパターンを理論ではなく脳内ネットワークの中に内在させて引き出しとして
備えておくということになる。それが面倒だからAIに走るのでしょうが、それは横着と言うより他ない。何事も積み重ねを
おろそかにしてしまうとロクなことにならないのと同じ。
絵や音楽はそういうことが簡単に出来るので想像がつかないかも知れないがスポーツの世界ではチートが不可能なので
(政治的にそれが可能な場合もあるが・・・)例えば大谷がAIを使って筋力や判断力を上げれないのと同じで自分自身で
やるより他ない。だからあのようなパフォーマンスが出せるのも自身の努力あってこその話と同じなのだ。
それが絵や音楽ではAIでチートが出来るからそっちの方が楽だし、良いとなってしまうとそれはもう人間と言う生き物の習性を
捨てたことと同じになってしまう。頭を使わなければ人間はダメになる。昔の人はヒモ一本でいろいろな括り方、布一枚で
包み方を知っていたが今では袋があるから便利な道具があるからということで括り方も知らなければ包み方も知らない。

便利なものがあっても良いがそれに頼り過ぎるといざと言う時に自分の助けにはならない。

イントロをどうするかというのは言葉で書けば
トラムソロから始まる。ギターソロから始まる。ベースソロから始まる。鍵盤ソロから始まる。というようにいろいろなパターンがある。
全部同時に始まることもあれば、ドラムソロから段々音が加わって最後に全部揃うとかもある。
それらのことというのは私もそうだがいろいろな音楽を聴いていろいろなパターンを知っているからどのチョイスで行こうかを考えるが
いろいろ聞いて知らないとやりようがない。サビやAメロ、Bメロの様子に合わせてどのチョイスが良いかを考えるのも今まで聴いてきた
音楽の中でこれが良いというのを比較しながらやっている部分もあるから経験値というか聴いた音楽の多い少ないは絶対に絡んで来る。

急ぎたい気持ちも分かるが、毎日何かしらの音楽を聴いて自分を鍛えることは今はYOUTUBEもあるし簡単だろう。昔はラジオとCDショップだったので
カネが掛かる。ジャケットだけのイメージで買ったら全然違ったということもあった。今はそういうことがなくどんどん聴けるから聴いたらいい。
ジャンルはよく耳するものでも良いし、昔のサウンドから新しいものを発見できる可能性もある。
EMDやトランスと言うけれどもそれらの音楽は80年代ディスコサウンドの延長であり真新しいものでも何でもない。
70年代のディスコサウンドはブルース調のボーカルラインをディスコサウンドに合うよう改造されたところもある。
今のサウンドは楽器の使い方が違ってもやっていることはそう変わっていない。ネタ切れでラップが長い間流行ったがそれももう単調で退屈な
流れでありライブでまったく冴えないし、色のないサウンドに辟易した中からようやくまたボーカルラインの美しさを取り戻してきている。
それは全く新しいものではなく先祖返りの中からデジタルサウンドと技術を駆使して新しいもののように見えるだけある。
そういう○○調というのは昔からあるサウンドの中からいろいろ組み合わせて新しいものを作ってきているのでどこかそのような雰囲気もある。
ビートルズですらブラックミュージックの激しさをロックに組み込んで新しいものを作ったようにだ。

何が新しいか?というのはもうロックサウンドやポップ、ディスコサウンドで言うのはナンセンスだと思う。もう出尽くした中からそれでも
80年代のアーティストが拾え切れなかった音を今追及している部分もある。
だからどんな音楽も平等にスタートラインに立っていると思えば自分を鍛えて自分の音を作った方が良いと思う。それにはやはり多くの音を聴いて
何が良いのか?ということを自分なりに持っておかないと出来る音楽は少なくなるし、ネタ切れや壁に当たってしまうと思う。

私はそういう中からだいたい前奏が30秒以内という答えを導き出している。自分がどれくらい聞いたのか?と言われればまだまだ足りない。
しかし、それは仕方のないことで良い音楽も巡り合いが無いと出会えない部分もある。しかし、その中からでも昔聴いたことがあるがバンド名や
名前を知らないものをキーワードから探してたこともある。自分が聞いたことのある音楽の中で良い音楽はそういう短いながらも人を引き込む
前奏でその曲の魅力を引き出しているものがすべてだと思う。良い曲は前奏が素晴らしいというのは普遍的なものではないかと思う。