私は音楽については素人なので楽譜は読めないし、楽器も出来ない。
そんな人はこの世の中には多いのではないだろうか?
そんな人がPCで音楽作ろうとしたとき一番苦労するのが専門用語。だいたいこの世界でやっている人(メーカーとかね)は「知っていて当然でしょ」という前提で話をしようとする。特に日本ではYAMAHAくらいしかないが、CUBASEでトラブルシューティングする時も使い方を訊くときもだいたい態度が横柄だったりする。
CUBASEは自分とこが作ったDAWではないが代理店しているのだからトラブルシューティングで問い合わせた時くらいちゃんと仕事すればいいのに仕事をしない人が多い。
何のための問い合わせ部門なのか分からない。結局、訊いた本人が解決したという。
まぁ、彼らは自分が困っているわけではないし、ロクに音楽を知らない奴がおこがましくもDAWなんか使おうとしてんじゃねぇというような目で素人を見ているからこうなる。だから、だいたいこういうDAWは初めて使うとなるとどうやって音を出して良いのか分からない。まずはそこでつまづくひとも多いと思う。
その原因はDAW(音を鳴らすための音源倉庫とプログラム)の音の出力設定の問題か、音源側の出力番号と音を組むプログラムの側の出入力の番号が一致していないことから起こる場合と、Blue toothで音を鳴らしている場合、その設定がおかしかったり、そもそも電源が入っていなかったりとさまざまだ。
一番厄介なのはDAW(音を鳴らすための音源倉庫とプログラム)の音の出力設定の問題か、音源側の出力番号と音を組むプログラムの側の出入力の番号が一致していないことから起こる場合で、素人はこれの仕組みを理解していないと選んだ音源を聴くことすらままならない。
今の人は知らないと思いますが、昔は音源は機械の箱でPCとは別につないでおかないと音が出せなかった。なのではっきりと音源の箱と音を組むためのPCの中の作曲ソフトが分かれていたため一目瞭然に分かりやすかった。
ところがDAWのようにPCの性能が上がった世界ではその音源の箱をつなぐ必要がなくなりPC内に収めることが出来るようになった。なので音源はDAWの音を組むためのプログラム上に出てくるようになり箱というイメージが無くなった。
なので音源側のチャンネル(各番号)と音を組むためのプログラムの番号(音源のを選んでどのメロディラインにどの音源を割り当てるか)が一致していないと音が出ないという認識を持つのが難しくなっている。
そういう複雑な問題を解決するためのツールをDAWは持っていない。
つまり「PCで音楽をやるなら根性で勉強する意志がない人は来なくていい」というのがスタンスらしい。プログラムを開いて気軽に出来ないのだからそう思われても仕方が無い。だから、何でも知っている人しか扱えないのがDTMの世界ということになる。
で、サッカーでも野球でも裾野を広げるから有能な人材も出てきやすくなるのにこんなことでは全然流行らない。音楽は身近なものにはならない。楽器を作って販売している会社が音楽のすそ野を広げる努力をしないという。。。
ゲームですらチュートリアルがあってそれをすればだいたい操作も世界観もつかめるようになっているのにPC1つで音楽が作れるようになり、ボーカロイドが登場してボーカル入りの音楽も作れるようになったのに供給する側のやる気がないから困っている人も多い。私も最初は苦心した。しかし、箱で鳴らしていたお陰もあって何とかなっているが、DAW機能の40%くらいしか使えていないように思う。
特段困っていないからそれでもいいかと思っているが、「こういうことがしたい」と思った時に逆索引のような機能も無いからそこにたどり着くのに時間を掛けてしまう。
時には時間がもったいないのでこうしたいと思っていることを何年もかかって到達したこともある。そんな世界である。
おろらく「そんなことも分からないのか」とか「DAWで音楽作るのなら勉強くらいしておけ」という人も居るかもしれないが、私はそうはなりたくない。音楽が出来なくても作りたい言う人がいれば何らなの助けはしたいと思っている。
ただ、自分が使ったことのないDAWを訊かれてもそれを習得する時間もないし、カネもない。無料のもあるが、結局、時間をかけて覚える余裕もないからCUBASEで困っている人が居たら助けたいと思っている。ただ、さっきも書いた通り40%くらいしか使い切れていないと思っているので範囲は限られると思う。少なくとも音が出ないので困っているくらいなら大丈夫だと思う。
そういう不親切な世界で音楽を作りたいと思っている人は本当に良い人と出会えるかどうかが先へ進めるかどうかに掛かっている。何万も出して買うのにFAQセクションがダメダメなので苦労する人は多いと思う。